小学校、中学校、高校では新学期や特定の学期の始まりに「クラス別スローガン」を設定することが一般的です。
場合によっては、学年全体ではなく、各学期ごとに新しいスローガンやキャッチフレーズを選ぶ学校もあります。
スローガンを頻繁に考える必要があると、次はどんなスローガンが良いのか迷ってしまうこともありますね。
このため、今回は「スタイリッシュな学級目標スローガン」を紹介します。
クールなスローガンから、少し風変わりなユニークなスローガンまで幅広く集めました。
小学生から高校生まで、スローガン選びで困ったら是非参考にしてみてください。
学級目標向けの推奨四字熟語
スローガンとしてよく選ばれるのが「四字熟語」です。四文字の漢字で構成されるため視覚的にも魅力的で、その背後には深い意味が込められています。これらは単なる学級目標に留まらず、「人生のモットー」としても活用できます。
以下にいくつかのおすすめ四字熟語を挙げます。
特に「百花繚乱」は、各生徒が得意な分野で輝き、大きな活躍をすることを願ってスローガンに採用するのが良いかもしれません。
クラス目標にぴったりの二字熟語
二字熟語は学級スローガンに最適です。四字熟語よりも簡潔で、その意味が直接的なので、学期の目標に集中しやすくなります。
- 決然(けつぜん)…確固とした決意を示す様子。
- 果敢(かかん)…果断に事を行い、大胆な行動をとること。
- 矜持(きょうじ)…自負。自己の行動に誇りを持つこと。
- 改革(かいかく)…旧習を改め、新しい方法を取り入れること。
- 覚醒(かくせい)…意識が鮮明になり、潜在能力が目覚めること。
- 前進(ぜんしん)…進歩すること。
- 挑戦(ちょうせん)…困難に立ち向かうこと。
- 仲間(なかま)…共に目標を追求するパートナー。
- 完遂(かんすい)…始めた事を最後まで成し遂げること。
- 本気(ほんき)…真剣そのもの。冗談抜きで取り組む姿勢。
- 探究(たんきゅう)…知識や真理を深く追い求めること。
特に「矜持」はお気に入りです。
自分の過去の努力に対する絶対的な信念と自信を表します。
スポーツイベントやコンクールで「これまでの努力の成果を見せる矜持を持って臨む」と使うと効果的です。
クラス目標としては、「全力を尽くすこと。それが自己を支える矜持となる」という方向性が良いでしょう。
クラス目標におすすめの一文字漢字
一文字の漢字はシンプルでインパクトがあり、理解しやすいため、特に小学校低学年の生徒にも理解しやすく、スローガンに最適です。
- 破(やぶる)…限界を超える。障壁を打破する。
- 繋(つなぐ)…人と人との絆を深める。関係を大切にする。
- 幸(しあわせ)…幸せを追求する。充実したクラス環境。
- 翼(つばさ)…大きな飛躍のための羽根。自由に飛び立つ力を育てる。
- 躍(やく)…活動的になる。エネルギッシュな行動。
- 光(ひかり)…希望と輝き。個々の才能が光る。
- 磨(みがく)…磨く。才能や技能を高める努力。
- 夢(ゆめ)…理想、目標。高い夢を持ち、それを実現させる。
- 燃(もえる)…情熱を持つ。内なる熱意を燃やす。
- 色(いろ)…多様性。一人ひとりが独自の色を放つ。
「夢」は特に心に響きます。
その上で、「夢なき人生は楽しくない」や「若者たちへ、大いなる夢を」という言葉を添えるのはどうでしょうか?
クラス目標に推奨される英語のスローガン
もし少し洗練されたスローガンを考えたいなら、英語の使用がおすすめです。小学生でも英語の授業があるので、簡単な英語の単語は小学校高学年でもクラスのモットーとして取り入れやすいです。
以下、幾つかの例を挙げます。
- smile(スマイル)…笑顔
- success(サクセス)…成功
- hope(ホープ)…希望
- dream(ドリーム)…夢
- run(ラン)…走る
- go(ゴー)…進む
- happy(ハッピー)…幸せ
- challenge(チャレンジ)…挑戦
- effort(エフォート)…努力
- change(チェンジ)…変化
中学生や高校生なら、シンプルな単語だけでなくフレーズをスローガンにするのも良いですね。
- best of the best(ベスト オブ ザ ベスト)…最も優れた
- next stage(ネクスト ステージ)…次の段階へ
- one for all, all for one(ワン フォー オール、オール フォー ワン)…全員が一人のために、一人が全員のために
- no pain no gain(ノー ペイン ノー ゲイン)…苦労なくして得られるものなし
- Believing all(ビリーヴィング オール)…すべてを信じる
- Great possibilities(グレート ポッシビリティーズ)…大きな可能性
- For one purpose(フォー ワン パーパス)…一つの目的のために
- Change the future(チェンジ ザ フューチャー)…未来を変える
- No limit(ノー リミット)…限界を設けない
- Just do it(ジャスト ドゥー イット)…ただそれを行え
「Just do it」は個人的にお気に入りです。
何かを始めるのが面倒な時、この言葉は「今すぐ行動することが未来を開く」と励ましてくれます。日本語でいう「今日やるべきことを明日に延ばすな」と同じ意味合いです。
学級目標におすすめのことわざや格言
歴史的な格言や著名人の名言をクラスのスローガンにすることも素晴らしい選択です。
- 「朝の来ない夜はない」(吉川英治/小説家)…どんな困難も永遠には続かない。
- 「生きてるだけで丸儲け」(明石家さんま/お笑い芸人)…生存自体が価値がある。難局も笑い飛ばそう。
- 「一日一生」(酒井雄哉/僧侶)…一日は一生のように価値がある。毎日を大切に生きよう。
- 「継続は力なり」…小さな努力も積み重ねれば大きな成果を生む。
- 「弱気は最大の敵」(津田恒実/元プロ野球選手)…自信を持つことの重要性を説く。
- 「人の世に道は一つということはない」(坂本龍馬)…多様な選択肢と無限の可能性がある。
- 「Nobody’s gonna live for you.」(ドリー・パートン/歌手)…自分の人生は自分で切り開く必要がある。
- 「You’ll never find a rainbow if you’re looking down.」(チャーリー・チャップリン/俳優)…困難な時でも前向きに挑むことの大切さ。
- 「The problem is the future, so I do not look back the past.」(ビル・ゲイツ/実業家)…未来に向けて進むべきで、過去に囚われるな。
- 「stay hungry, stay foolish」(スティーブ・ジョブズ/Apple創業者)…常に飢え、愚かでいることの価値。
特にスティーブ・ジョブズの「stay hungry, stay foolish」はお気に入りです。
これは、「満足せず、常識にとらわれず、大胆な挑戦を続けるべき」という意味です。歳を重ねるとしばしば「無理だ」と思いがちですが、この言葉は、そのような消極的な考えを打破し、新しい挑戦を促します。
クリエイティブな学級目標の考え方
もしユニークな学級目標を設定したいなら、ぜひ「あいうえお作文」を試してみてください。
あいうえお作文とは、ある語句の各文字を頭文字として文章を組み立てる遊びの一種です。
例えば、「笑顔(えがお)」をテーマにする場合、
え…笑顔で毎日を
が…頑張って、何事も
お…大きな成果を目指せるように
このようにして一つのフレーズを完成させることができます。
学級で共有したい言葉を選び、その言葉からどんな文を創り出すかを皆で協力して考えるのは、楽しい活動になるでしょう。
学級目標スローガンの魅力的な言葉選び
いかがでしたか?
学級目標を設定するとクラスの一体感が増し、目標に向かって一緒に努力することができます。
是非、クラスにふさわしい素晴らしいスローガンを一緒に考えてみましょう。
さらに、スローガンを決定した後は、それを掲げる「学級旗」を作成する機会もあるでしょう。
魅力的なスローガンと素敵なデザインの旗があれば、クラスのモチベーションもさらに高まります。