学校で部活動に参加する際には、入部届を提出するのが一般的です。
通常は学校指定の用紙があり、必要事項を記入して提出するだけで問題ありません。
ただし、場合によっては「入部理由」や「意気込み」、「保護者の意見」などを記載する欄が設けられていることもあります。
この記事では、そうした場合に役立つ入部届の書き方や具体的な例文を、わかりやすくご紹介します。
入部届の書き方例①:自分の気持ちを表現する方法
理由①:部活動が好きで継続したい場合
すでにそのスポーツに親しんでおり、さらに続けたいという強い思いを伝えるケースです。
▼例文1
小学校からバスケットボールに打ち込んできました。中学校でも部活動に励み、これからも大好きなバスケットボールを続けていきたいと思っています。どうぞ入部を許可してください。
▼例文2
中学時代はサッカー部に所属し、その魅力と達成感に魅了されました。高校でもサッカーを継続し、さらにスキルアップを図りたいです。
理由②:新たな挑戦をしたい場合
未経験でも挑戦したい意欲を示すことが重要です。
▼例文3
走ることが好きで、長年陸上競技に興味があります。中学には陸上部がなかったため、高校でぜひ挑戦したいと考えています。
▼例文4
家族でラグビーの試合を観戦し、そのスポーツの楽しさに興味を持ちました。高校でラグビーを始めることを楽しみにしています。
理由③:体験入部や仮入部からの影響
体験や仮入部を通じて部活に対する意欲が高まった場合の書き方です。
▼例文5
体験入部を経て、部の雰囲気や先輩の指導がとても良く、この環境で学びたいと強く感じました。3年間全力で取り組みたいです。
▼例文6
仮入部での一週間が非常に楽しく、テニスの魅力を実感しました。友達と一緒にこの部活で頑張りたいと思います。
理由④:部活動紹介や先輩の勧誘による影響
部活動の紹介や先輩からの勧誘が入部理由の場合の書き方です。
▼例文7
部活動紹介で見た部員たちの活動が楽しそうで、自分もその一員になって一緒に頑張りたいと思いました。
▼例文8
○○先輩から部活の楽しさを熱心に聞かせていただき、その下で技術を学びたいと強く感じました。
理由⑤:憧れの存在からの影響
憧れの先輩やプロ選手に影響を受けた場合の書き方です。
▼例文9
学校の試合で○○先輩のプレイを見て、そのプレイに感動しました。先輩のように部活で活躍したいと思います。
▼例文10
テレビで観た○○選手のプレイに感動し、同じスポーツを始めたいと強く思いました。基本からしっかり学んでいきたいです。
入部届の書き方例②:未来への意気込みを伝える方法
学校によっては、過去の経験だけでなく、これからの目標や意気込みを述べる「決意表明」の提出を求められることがあります。
ここでは、入部理由と決意表明の違いを整理し、決意表明の書き方を具体例とともに紹介します。
違いを整理すると以下のようになります:
- 入部理由: これまでの経験や動機に焦点を当てて語る。
- 決意表明: 入部後に達成したい目標や具体的な努力について述べる。
特に複雑に考える必要はありません。思いついたことを素直に書くだけで、通常は学校の評価や入部の可否に直接影響することは少ないです。
決意表明の具体例
▼例文1
レギュラーを目指し、仲間と協力して大会での優勝を目標に努力します。
▼例文2
厳しい練習があっても、初心を忘れずに一生懸命努力し、チームに貢献するよう頑張ります。
▼例文3
初心者ですが、部活の時間以外も利用して練習に励み、早くチームに貢献できるようになりたいです。
▼例文4
部活動を通じて、仲間との協力や一つのことを続ける大切さを学んでいきたいと思います。
▼例文5
3年生までにはレギュラーメンバーになることを目標に、先輩の練習を参考にしながら必要なスキルを身につけていきます。
入部届の書き方例③:保護者欄の記入例と注意点
小学校や中学校の入部届には、保護者の意見や同意を示す「保護者欄」が設けられていることがあります。
近年、保護者の意向を重視する教育の方針により、保護者欄の設置が一般的になってきています。
学校側が主に確認したいのは、保護者が入部に反対していないこと、そして入部が保護者によって承認されていることです。
このため、この欄には簡潔に、しかし温かみのある一言を添えるだけで十分です。
保護者欄の記入例
ここではいくつかの記入例を示し、保護者欄にどのようなメッセージが適切かをご紹介します。
▼例文1
子どもが小さい頃から熱心に取り組んでいるので、この部活は彼/彼女にとって最適だと確信しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
▼例文2
子どもはこの活動に非常に意欲を示しており、新しい挑戦をさせてあげたいと思います。
未経験ですが、温かく見守っていただければ幸いです。
▼例文3
子どもがこの部活に出会えたことに大変喜んでおり、次の3年間、楽しく有意義な時間を過ごせることを願っています。
引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
まとめ
これまで部活入部届の書き方や具体的な例文についてご説明しました。
入部届は、特定の審査が行われる場合を除いて、詳細に内容が精査されるわけではありません。
学校や部活動側は、生徒が入部する意志を持っており、その意志が保護者にも支持されているかどうかを確認できれば、それで十分と見なされます。
提供した例文を参考にしながら、何よりも大切なのは自分の気持ちを率直に表現することです。
それにより、スムーズに入部手続きを進めることができるでしょう。